ランス・オ・メドー

ランス・オ・メドー(L'Anse aux Meadows)は、カナダ東部のニューファンドランド島最北端にある考古遺跡で、1978年にユネスコ世界文化遺産に登録された。語源はフランス語で「くらげの入り江」を意味する L'Anse-aux-Médusesから来ている。[1]ランソメドウズとも。
1960年、ノルウェー人の探検家ヘルゲ・イングスタッド(Helge Ingstad)とその妻で考古学者のアン・スタイン・イングスタッド(Anne Stine Ingstad)が発見した。
10世紀から11世紀のグリーンランドやニューファンドランドの気候は21世紀現在よりも温暖だったとみられる。レイフ・エリクソンの航海について詳しく書かれたサガ(『グリーンランド人のサガ』および『赤毛のエイリークのサガ(赤毛のエイリークルのサガ)』)によれば、986年にビャルニ・ヘルヨルフソン(Bjarni Herjólfsson)がアイスランドからグリーンランドに渡る途中、地図もコンパスもない航海で嵐に襲われ、グリーンランドを探して西へ向かっていたところ偶然森に覆われた陸地を見たという。10年後、この話を聴いたレイフはビャルニの船を使い、35人の仲間とともにその土地へ向け出航し、葡萄と鮭が豊富で冬でも霜の降りない土地に着き、木の少ないグリーンランドに多くの材木を積んで帰ってきたという。ランス・オ・メドーは、
・最初の宿営地
・先住民たち(スクレリングと彼らは呼んだ)に追われた後に作った宿営地
・サガには出てこない宿営地
のいずれかだと推測されている。